ELLIE’S BLOGエリーのつぶやき
- 2022.09.02
- 🌼石の上にも三年🌼
- ブログ
音楽も書道も、技術や感性を身に着ける習い事なので、スポーツのように明確なゴールがあるわけではありません。
明確なゴールがないということは、大人も子供たちも、途中で目的を見失い、息切れすることがあります。
でも、そんなお稽古でも、前のブログで述べたように、小さなことでも目標を持ち、その目標に向かって頑張ることが、実は、技量を身に着けるよりも大切なのではないか?と思ったりしています。
さて、書道は、未就学児童~大人まで、毎月、文化書道学会の定める検定や競書を受けていきます。
まあ、これも目標のひとつですね。
その中で、未就学児童は、毛筆も硬筆も級はありません。
まず、出品することに意義があるのです。
締め切りがあって、それに向かって頑張って練習する、という目的意識を持つ習慣をつけるわけです。
未就学児童~大人で出品した生徒さんの中で、優秀作品は、文化書道学会の月刊誌に写真掲載されます。
日本全国はもとより、海外支部からも寄せられる作品の中から、写真掲載に選ばれるなんてことは、当教室のように、ちっちゃな教室ではもろ手を挙げて喜ぶべきことですが、ありがたいことに、2~3カ月に一度くらい、写真掲載されることがあり、驚くと共に、生徒さんの頑張りに大拍手を送る気持ちになります😊✌
この度、未就学児童の六歳のMちゃんの硬筆が、その優秀作品に選ばれて写真掲載されました👏🎉
このMちゃん、ピアノの生徒さんでもあります。
当教室のお仲間になって、三年になります。Mちゃんがお仲間になったのはまだ、三歳の時でした。
三年経って、成果が表れてきました。
まさに、【石の上にも三年】です。
Mちゃんは、海綿体のようにさまざまなことをどんどん吸収していきます。
ナカガワの一挙手一投足をすごくよく観ているので、お稽古はもちろん、人としても間違えた言動をしてはならないと気持ちを引き締めています。
【石の上にも三年】とはよく言ったもので、音楽講師・書道教授として生徒さんと接していると、だいたい、三年ごとに、良きにつけ悪しきにつけ、波が来ます🌊
このことは、ご入会面談の時に必ず、お伝えしていることです。
【三年目の波】をうまく乗り越えると、音楽も書道もそこでグン!と成長します。
そうすると、面白くなってまた、次の【三年目の波】を迎えるまで、頑張れる生徒さんが多いです。
ただ、大人にも子供たちにも、(子供たちに関しては、親御さん)が、この【三年】が待てないことがあります。
とてももったいないと思います。
これから、何かの習い事をなさろうとお考えの方、今現在、何かを習っていらっしゃる方、この【三年】をひとつの目安に頑張ってみたらいかがでしょうか?
必ず、次の輝かしい景色が待っているはずです🌞