ELLIE’S BLOGエリーのつぶやき
- 2022.09.07
- 🌟当教室最高齢85歳の生徒さん🌟
- ブログ
まだまだ、残暑厳しいと思いながらも、朝晩には秋の気配を感じられるようになり、生徒さんや親御さんたちとも、今年は、梅雨明けが早くて、夏が長かったけれど、季節は移ろうものですね…などと話をしました。
さて、きょうは、大人の生徒さんのお話をいたします。
音楽も書道も、50歳以上の生徒さんもとても頑張っておられます。
ナカガワは二代目なので、先代時代からの長い生徒さんもいらっしゃいますが、お子様が独立されて…定年を迎えて…老後の楽しみに…と、皆さん、生き生きとお稽古に励んでいらっしゃいます。
その中で、最高齢の生徒さんは、85歳になられる、書道のS子さん。
ちょっと離れた地域から、毎週、バスでお通いです。
当教室の門を叩かれたのは、8年くらい前でした。
当時から、とてもご熱心にお稽古を積まれ、文化書道学会の一般検定も受けられてきました。
先日、[先生、お話があります。]とおっしゃるので、内心、(もう、お通いになるのは大変なのかな?)っと思っておりましたら、[わたし、90歳までは頑張ります。]と宣言されました❣
S子さんがいらっしゃる時に、一緒にお稽古している方々は、60歳代~70歳後半の方ですが、それをお聞きになって、皆さん、一様に[S子さんがそこまで頑張るとおっしゃっているのなら、私たちも頑張らなくてはね。]とお話に花が咲きました🌼
このS子さん、いつもとってもおしゃれをしていらっしゃいます。
きょう(9月6日)のお稽古の時も、たぶん、中国汕頭のものと思われる、ステキな刺繍の施されたブラウスをお召しになっていたので、[お召し物、とっても素敵ですね。お似合いですよ😊]と申しましたら、照れながらも喜んでおいででした。
お稽古に、おしゃれしていらしてくださる、ということは、ご指導させていただく者として、とてもうれしいことなのです。
大人も子供たちも、お稽古におしゃれしていらっしゃる、ということは、それだけ、[お稽古に行く]という気持ちが向いているからだと思うのです。
お稽古にいらした時に、[あら、おしゃれ~❣]と言うと、大人も子供たちも、笑顔になります。
笑顔になってお稽古を始めると、気持ちにゆとりも生まれるのだと思います。
その後の進み方もスムーズです。
当教室最高齢のS子さんは今、文化書道学会の一般検定の次級受験に向けて頑張っています。
85歳になって、新しい課題に挑戦して、お稽古を積んでいく…とても素敵なことと思い、ナカガワは立場上、[先生]と呼ばれますが、S子さんをはじめ、わたしより年長の生徒さんに対しては、常に、人生の先輩としてご尊敬申し上げています。
ナカガワ自身、そんな人生の先輩方に[先生]と呼ばれることは、ちょっと、こそばゆい感じもいたしますが、熱心にお稽古に励んでくださることに対して、お稽古も、人としても、ガッカリされないように精進しなくては…と思っています。
これからも、未就学児童~85歳のS子さんのようなシニア世代、全ての方々に、[お稽古に来て良かった。また、頑張ろう。]と思っていただける、質の良いお稽古をご提供していかなくては…と思った、初秋のお稽古でした🌰🍇